連載:アナログ時代のクルマたち|Vol.7 マセラティ・ティーポ151/ 3 LMクーペ

レーシングカーは時として数奇な運命を辿る。このマセラティ・ティーポ151もそんな1台である。1962年のレースシーズンに向けてマセラティはこのティーポ151を3台制作した。与えられたシャシーナンバーは002、004、006で、このうち002はマセラティ・フランスチームに引き渡され、残りの004と006はアメリカのブリックス・カニンガムチームに引き渡された。いずれのモデルも1962年のル・マン24時間レースに参戦しているが、3台ともにリタイアに終わっている。

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