プライベーターが組んだ370psのZ。その心臓部が取り外され、新たなボディに搭載されることに |1975年式 日産 フェアレディZ

古くから「物に魂を込める」という表現があるように、本来命のない物にでも思いを込めれば、それは単なる物以上の特別な何かになると信じられてきた。このZに積まれたL28型改3114ccは、あるプライベーターが10年以上の歳月をかけて組んだインジェクション仕様のモンスターだ。そこに費やした時間と思いを測れば、もうこれはただのエンジンと呼ぶべきではないはずだ。そして今、そのエンジンが別のボディへと移植された。新たなる身体を得て、魂入りのエンジンがふたたび吠える!

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