1月の最終週はレトロモービルでパリが活気づく。そのちょっと前からパリは暗雲が立ちこめてきた。パリオリンピックを半年後に控え、まるで便乗値上げのような政策を次々と繰り出してくるフランス政府に農民が耐えかね、地方からデモが拡散してきている。そのデモ隊は各地方からじわじわとパリを包囲する。数十台のトラクターが高速道路を封鎖、市役所前でタイヤやゴミをばらまき火を付けるなど事態は深刻になってきている。このデモ隊のパリ侵入を阻止しようと先に高速道を閉鎖したことで、一般車は強制的に高速道路から追い出されて周辺の一般道は大渋滞。パリの台所と呼ばれるランジスの市場はオルリー空港に近いこともありその周辺にトラクターが集まり取り囲んで流通を妨げたり。こうなるとパリ市内への影響も徐々に出てきて心配ではあるが、そんな中、パリの旧車ウィークが幕を切った。