エンツォ・フェラーリはスクーデリア・フェラーリ・カラーのアルファロメオをレースに参戦させるため、最高のボディ製作をカロッツェリアであるザガート社に依頼した。それは1930年のことだった。ザガートとアルファロメオの関係は、1921年まで遡る。ミラノのアトリエが設立されたわずか2年後に、ザガートは初めてアルファロメオのボディのボディを手掛けている。両社は、1960年代のSZやTZといったレーシングモデルで伝説的な地位を築いた。また、ジュニア・ザガートシリーズのような限定生産モデルでも親しまれている。