マンガ家が作品を発表するのに、経験豊富なマンガ編集者の存在は重要だ。しかし誰にでも“初めて”がある。ヒット作を輩出してきた優秀な編集者も、成功だけではない経験を経ているはず。名作を生み出す売れっ子編集者が、最初にどんな連載作品を手がけたのか──いわば「担当デビュー作」について当時を振り返りながら語ってもらい、マンガ家と編集者の関係や、編集者が作品に及ぼす影響などに迫る連載シリーズ。第6回で登場してもらったのは、白泉社キャラクタープロデュース部に所属する友田亮氏。克・亜樹「ふたりエッチ」や羽海野チカ「3月のライオン」など、ヤングアニマル(白泉社)のヒット作品を手がけた編集者だ。