ショートノーズのケンメリ・セダン【1】12分割のテールランプが個性的。基本車としてデザインされた4気筒セダン|1973年式 日産 スカイライン 1600 スポーティ GL

S50系以降のスカイラインの場合、4気筒エンジンを搭載するモデルのことを「ショートノーズ」と呼ぶ場合が多いが、これは正しくない。C10系、C110系、C210系までこの通称が使われ、4気筒モデルと6気筒モデルでボディが同じになったR30系以降は使われなくなった。今号の40ページから始まるC110スカイラインのエクステリア担当デザイナー、松井孝晏さんのインタビューの中でも触れられているが、スカイラインの場合、4気筒モデルで外観のデザインを作り込んでいった。いわゆる「基本車」は4気筒モデルであり、6気筒モデルはその派生車という位置づけなのだ。

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