個性的かつ洒落たデザインで、人気急上昇中のフランス車「シトロエン」に、フラッグシップサルーンの復活を告げる「C5 X」が日本デビューした。7年前に販売を終了した先代「C5」は、セダンとステーションワゴンの2本立てであったが、なんと新型は、セダンの快適性とワゴンの実用性、そして、SUVのタフさを併せ持つ欲張りなクロスオーバーに仕立てられているのが特徴だ。しかも末尾の「X」の意味は、クロスオーバーだけに留まらない。かつて高い人気を誇った5ドアサルーンの「CX」や「BX」の後継であることも匂わせ、熱心なシトロエンファンの心を刺激することも忘れない。