異質なものが同居する場・文化庁メディア芸術祭

文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において、優れた作品を顕彰するフェスティバル。受賞作品を鑑賞する機会として「受賞作品展」も設けられる。と、ここまでサラッと書いたが、いろいろ疑問に思うことはなかっただろうか? 例えば「アニメーション部門とマンガ部門はわかる。でもアート部門とエンターテインメント部門ってどう分けられるの? どういう作品が選ばれるの?」だったり、「そもそも“メディア芸術”って何?」だったり。このコラムではそういった基本的な疑問への答えから、メディア芸術祭の成り立ちやその歴史までを、2018年から2021年にかけてメディア芸術祭のマンガ部門選考委員を務めた小田切博氏に執筆してもらった。

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