1980年に登場したセリカカムリを祖とするアッパーミドルセダンのカムリ。1982年の2代目以降は上級FFセダンとして、日本だけでなく世界(主に北米)でも販売されてきた。一時期、ステーションワゴン(カムリグラシア)やクーペ(カムリソラーラ:日本未導入)なども設定されたが、基本的にはスタンダードな4ドアセダンとしての立ち位置を守ってきた。2011年に登場した9代目以降はハイブリッド化し、プリウスの上位モデルに位置付けられ、再び注目が集まっている。今回は現行型(10代目)の改良遍歴とグレード別相場動向を探ってみよう。