クルマの解体屋は中古部品の生産所…「品質に問題がある」は過去の話!?

筆者の愛車は19年前の初代プリウス。16年前に、ある人が別の車を買ったからと、最初の車検受けた直後なのに無料でいただいた。なにぶんトラブルがあると厄介なハイブリッドなので点検や車検はずっとディーラー任せ。ただし修理や部品交換は、旧車雑誌の編集なんてしていたから、板金塗装以外はほぼ自分でこなす。何でも経年劣化は避けられないのだが、幸いにもこれまで行った部品交換は補助バッテリーやゴムを使った足まわりの部品などいくらでも安い部品を探せるものばかり。ところが今年、リモコンキーや運転席側ボタンでドアのロックや解除を行う電磁ロックの後ろ右ドアだけが壊れた。さすがに汎用部品はないので、トヨタに部品が出るかを聞くと「アッシー(付随する部品付き)で2万円前後だが古いので取り寄せ不可能。パーツリストからオーダーできるのはモーターを内蔵したアクチュエーター単体で、価格は1万円前後」とのこと。走行に直接かかわらない部品に1万円はちょっと痛い。

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