2年ぶりの開催となるレトロモービル。まさにその開催週にワクチンパスポートとマスク着用義務が廃止された。それはまるでレトロモービルのために行われた措置のようなタイミングだ。とはいえ、フランス国内ではこのコロナ禍を利用して各地で大規模な工事や改修工事を行っている。開催場所のポルト・ドゥ・ヴェルサイユ展示会場も大改修工事中で、半分のホールがほぼ新設になるようだ。本来であればそのホールでレトロモービルが行われるのだが、今回は工事中のため別のホール(ホール7の二つのフロア)を使用して開催された。今までのレトロモービルに比べると半分以下の面積だろうか。そこにこれまでと同程度の人数の来場者が入れば、賑やかというかごった返しているというか、そんな状態になるのは必至だ。入口のセキュリティ、そして入口階へ向かう細く長いエスカレーターには長蛇の列ができていた。