アニメ制作会社の社長やスタッフに、自社の歴史やこれまで手がけてきた作品について語ってもらう連載「アニメスタジオクロニクル」。多くの制作会社がひしめく現在のアニメ業界で、各社がどんな意図のもとで誕生し、いかにして独自性を磨いてきたのか。会社を代表する人物に、自身の経験とともに社の歴史を振り返ってもらうことで、各社の個性や強み、特色などに迫る。第2回には、昨年創立10周年を迎えた、WIT STUDIOの中武哲也氏が登場。2012年にProduction I.Gから独立した中武氏らによって設立され、デビュー作となる「進撃の巨人」で瞬く間にその名を広めたWIT STUDIOが、わずか10年で急成長した経緯に迫った。